母が自慢していた普通の印鑑

印鑑イメージ

印鑑とは長い付き合いになる、重要な役割のものですよね。
出来れば自慢の一品でも持っていたいものですよね。
では自慢できる一品とは具体的に、どんなものを言うのでしょうか。
たとえば素材が高価な象牙である、有名な彫り師に頼んだ、などありますよね。

印相といって、手相なんかと同じく印鑑での運勢をみてくれるところもあり、そこで作った最強運の印鑑なんていうのも自慢できることでしょう。
確かに、そういう「人と違うものを使っている」ということは自慢出来ますし、たいていそうですよね。
父と母が持っていた何の変哲もない印鑑を、小さな頃はよく自慢されました。

母がとても気に入っていたその印鑑は、我が家の銀行印だったようなのですが、普通のものでした。
木だったので、多分柘という木材だったんだと思います。
触った感じや押した感触は確かにいい具合で、私も自慢されてはいいなぁと憧れたものです。
一体なにがそこまで自慢だったかと言うと、結婚記念に初めて作ったという印鑑だったのです。

女性にとって、結婚というものは、人生においてとても大きな意味があります。
大好きな人と結ばれ、伴侶になったその記念に作った印鑑・・・。
現在結婚した私には、その母の自慢していた気持ちが分かるような気がします。

そんなように、たとえ普通のものでもそこに思い出あれば、自慢の一品になってしまうんですよね。
私も結婚記念に銀行印作ればよかったなぁ。

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